九州は福岡の女子大学|文学部|日本語・日本文学科
福岡の女子大学|文学部|日本語・日本文学科
- 先生は文学オタクの先輩
- 松下先生の研究室の扉を開けると、たいていの人の口から「わぁ」と声が漏れるはず。室内は本の山。中でも、一番うず高く積まれていたのは、30年分の琉球新報と沖縄タイムスの文化欄のページ。先生のライフワークは、出身地である種子島から、台湾近くの与那国島までの南西諸島の文学です。
まるで先生の頭の中をのぞいているような研究室に、ゼミの時間になると学生たちが集まります。ゼミが終わると、そのままみんなでお昼を食べながら、様々な話題で盛り上がります。ゼミ生の一人南部さんは「先生は、本オタクの先輩として、より深い文学の世界に導いてくれる存在です」と話します。
- 自立とは自分で考えること
- にこやかでおおらかな先生のゼミはアットホームですが、「題材は何でもありだから、かえって教え方は厳しいのでは」と原田さん。これまでのゼミ生のテーマも夏目漱石や太宰治、谷崎潤一郎、山田風太郎など、時代もテイストも様々です。「何でもありとは、ある意味野放しということ。はじめに自分で考える方法は教えますが、実際に考えるのは自分です」という先生の言葉に原田さんもやる気を出し、文学としてはあまり例のない、ボカロPである囚人P作のライトノベル『囚人と紙飛行機』を論じました。
- 言葉はいらないけれど、言葉は大事
- この日のお昼は先生がごちそうしてくれることに。先生からのオーダーは「ギャル弁」、いわゆる「ギャルたちが買ってきてくれる弁当」。「同じ釜の飯を食べると、性格も人間性もだんだんわかってきます。言葉はいらないのです」と言いつつ、だれよりも言葉にこだわるのもまた先生。学生たちは口々に、「小学生でもわかるような簡単な詩でも、言葉の意味を一つひとつ調べていくと、思ってもみなかった解釈が生まれるんです」「先生の授業でそれを知って、ますます文学のおもしろさにハマりました」と話してくれました。
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もともと一つのことを深く知ることが好きな性格で、高校までは源氏物語にハマっていました。大学で好きになったのが新選組で、なかでも鬼の副長と言われた土方歳三に惚れてしまいました。様々な史料を集め、彼が詠んだ句集を読むうちに、「本当に実在した人なんだ、本当にあったことなんだ」と身に迫るように。「土方歳三資料館」として運営されている彼の生家跡を訪ね、そこを管理している子孫からどのような人となりだったかを知る機会にも恵まれました。
筑女って、「好きなものを好きと言える」学校です。わたしがこうして熱中していることを、先生も友達も応援してくれます。将来は学芸員資格をとって、東京都日野市にある「新選組のふるさと歴史館」で働くこと。多くの皆さんに、わかりやすく新選組のことを伝える仕事をしたいと考えています。
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熊本県高等学校教諭(国語) 合格
文学部 日本語・日本文学科4年
松永 さん
熊本県/熊本信愛女学院高等学校出身 -
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松永さんの場合
- あたたかくてアットホームな雰囲気。
先生はどんな悩みも聞いてくれます。 筑女の魅力はあたたかくてアットホームな雰囲気。先生との距離が近く何でも気軽に話すことができるので、勉強の相談だけでなく学生生活のちょっとした不安やグチまで聞いてもらっていました。先生や友人たちと勉強しながらお茶会をしたのも楽しい思い出です。教職課程に加え、書道部の部長や寮の副寮長までしていたので毎日が大忙しでしたが、面倒見の良い先生方のおかげで、春には夢だった教員になります。
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